上半期のベスト本
今週のお題「2016上半期」
タイトル通り上半期に読んで面白かった本のまとめになります。新刊と既刊で上半期だけで67冊読むことができました。目標にしているわけではないですが100冊は超えそうです。
面白そうな新刊はTwitterなど情報を集めてみるのですが、ことごとく大きな書店でしか置いてない事がありちょっとさみしくなります。とはいえ理由はなんとなく分かります。最近は文庫本で1000円超える事も珍しくもなく海外本が多いので街の書店だとはけないんでしょうね。
とこの辺で上半期に読んで面白かった小説をご紹介しようと思います。
過去に何度も読んだ本は除いて初めて読む本を対象に月ごとに一冊選びました。
▼1月
百年の孤独 (Obra de Garc´ia M´arquez)
- 作者: ガブリエルガルシア=マルケス,Gabriel Garc´ia M´arquez,鼓直
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2006/12
- メディア: 単行本
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正直読むのがとても大変。同じ名前の人が多数出てくるので、あれ?この人はどの世代の人だ?と混乱する。
たった一行で終わるエピソードもあるのだが、そこが妙に面白い。矛盾だらけの小説を読むと矛盾だらけの気持ちになる。
時点:
▼2月
映画を先に観ててそれから原作を読みました。映画も頭がくらっくらしましたが、原作はそれ以上にエロティックでまさにカオス。
時点:
▼3月
一般受けしにくいと好事家に評判な古川さんですが、今回も古川節炸裂。序文がめっちゃくちゃカッコ良よくて膨大なイメージが脳味噌に注ぎ込まれる感覚が癖になる。
時点:
▼4月
久しぶりのマルドゥックシリーズはエンハンサー同士の戦争。一言で言うなら「アヴェンジャーVSスーサイド・スクワッド」
悪のカリスマ揃ってます!
時点:
▼5月
アックスマンからの手紙、音楽葬礼、殺人現場とシーンが切り替わり複数の視点が入り混じります。それぞれの視点からアックスマンの正体を解き明かそうとします。
— えむぜっとえすじー (@MzSg) 2016年5月29日
このスピーディな視点の切り替わりとビジュアルのグラフィック的な美しさに”面白い”が止まらなくなります。
時点:
▼6月
「カメリ/北野勇作」読み終わった。カメリや他のキャラの言動が可愛らしく癒されるのだが、「よくよく考えればそれって残酷だ」と思ってしまうシーンがある。
— えむぜっとえすじー (@MzSg) 2016年6月9日
だけども動物は本来可愛さ以上に残酷で攻撃的な面があり、それをボカさずにしてる事に好感しかない。
時点:
特におすすめしたいのは『アックスマンのジャズ』です。続編も出るそうなので今から楽しみ
▼これから読む本
控えめに言ってカバーデザインがかなりキてる!