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読書感想など

【映画】ありがとうスーサイド・スクワッド

1年ほど前だろうか、あの衝撃的な新ジョーカーのビジュアルが突如としてネットに流れたのは。


 
あの日から公開されるのを待ち望んでいた。そしてやっと日本公開日が決定された。それからは出来るだけ事前情報を入れたくなかったので基本的にはCM程度しか知らない状態で劇場に向かった。
 
始まる前近くの席にいたオジさんが大きな咳をしたり、ガサゴソと袋菓子を食べ始めたので、
「おめぇ、始まってからもそれをやったら◯すぞ!!」
とある意味スーサイド・スクワッドを観るためのコンディジョンはバッチリと整った。
 
そして始まり…そして終わった。
 
何でしょうDCはみんな大好きダークナイトを超える映画を作る気はないのかもしれない。
 
ジョーカーを始めとする、ハーレークインなどのキャラクタービジュアルは100点を軽く飛び越える。そこには全くもって問題がない。ただ映画内の要素が多くてブレブレすぎて、どこが抜きどころなのか分からない。
マーブルと同じように映画でも全ての作品が繋がるようにしているの良いとして、「ああ、もうちょっとでトリップできるのに!」と色々とゆるい。
 
観たあとで原作からしてジョーカーはほとんど登場しないと聞いたが、こちとらジョーカー不足なんだから意地でも出しやがれ!と言いたくなってしまう。
正直ハーレークインを観るためにお金を払ったようなものだが、CMで良いシーンをほとんど使われてしまっている。繰り返すようだが、ビジュアルは最高なのでハーレークイン演じるマーゴット・ロビーに惚れた人は 「ウルフオブウォールストリート」を観ると良いことあるよ。
 
また、一応デッドショットが主人公扱いのようだが、(クレジットでも一番上)こちとらジョーカーとハーレークインを観に来てるのでウィルさん求めてない。あといい加減に子離れしなさい。
 キャストつながりでは日本人キャラ「カタナ」演じる福原カレンさん。しょうがないとは思うが、彼女は日系アメリカ人のせいなのかちょっと日本語がたどたどしい。
またあるシーンで登場するヤクザ?の日本語がそれ以上にギャグみたいな片言。メリケン映画では時々見かけるがシリアスシーンでそりゃないぜ。
 
エンドロールが流れ明かりが点くと、私は牙の抜けた狂犬のように穏やかな気持ちになっていた。
上映中、バリバリと音を立ててたあのオジさんを◯す気もなくなり劇場を去った。
 
あなたのおかげで刑務所に入らずに済みました。
 
ありがとう…ありが…とう。

【読書】積み本消化計画2016

友人からもらった本や購入した本を毎月消化できるわけもなく、日々積まれていく本達。
本好きにしてみればむしろステータスなのかもしれないが、圧迫される収納、そしてそのしわ寄せを受ける衣服達。しまいには収納から溢れてタワーを形成していく。
 
という事で積み本を消化すべく計画を立ててみました。
 
▼現在の未消化本
約32冊
 
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これに追加して月に4冊は購入するので『36』冊
一冊平均300ページと仮定して『36』×『300』= 10800ページ
 
▼一日で読めるページ数
小説ならば60分で50ページ。
朝と帰りの通勤時で1日100ページは読める計算とします。
 
10800ページ ÷ 100= 108 日
 
ちょうど煩悩の数 108日で現在の積み本を消化できる計算になります。
(本当か。。。)
 
▼月間推移
計算上3カ月弱で完了しますが、通勤時にスマホを触れば寝ている時もあるので、早速ですが先ほどの計算は無視して週に2冊読むペースとすると。
『36』 ÷ 『8』=  4.5カ月
 
  • 7月:8冊
  • 8月:16冊
  • 9月:24冊
  • 10月:32冊
  • 11月:40冊
  • 12月:48冊
 
新刊を抑えるなどあくまでうまくいけばですが。。。
あとは正直乗れなかった本の場合は読むのをやめますので気まぐれに消化してまいります。
 
▼特に手こずると思われる本
トマス・ピピョン
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しかも両方とも上下巻なので読み終わったら下巻も買うぞ!終わりが見えない
 

上半期のベスト本

今週のお題「2016上半期」

タイトル通り上半期に読んで面白かった本のまとめになります。新刊と既刊で上半期だけで67冊読むことができました。目標にしているわけではないですが100冊は超えそうです。

面白そうな新刊はTwitterなど情報を集めてみるのですが、ことごとく大きな書店でしか置いてない事がありちょっとさみしくなります。とはいえ理由はなんとなく分かります。最近は文庫本で1000円超える事も珍しくもなく海外本が多いので街の書店だとはけないんでしょうね。

とこの辺で上半期に読んで面白かった小説をご紹介しようと思います。
過去に何度も読んだ本は除いて初めて読む本を対象に月ごとに一冊選びました。

▼1月

百年の孤独 (Obra de Garc´ia M´arquez)

百年の孤独 (Obra de Garc´ia M´arquez)

 

 正直読むのがとても大変。同じ名前の人が多数出てくるので、あれ?この人はどの世代の人だ?と混乱する。

たった一行で終わるエピソードもあるのだが、そこが妙に面白い。矛盾だらけの小説を読むと矛盾だらけの気持ちになる。

時点:

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 (文春文庫)

 

▼2月

パプリカ (新潮文庫)

パプリカ (新潮文庫)

 

 映画を先に観ててそれから原作を読みました。映画も頭がくらっくらしましたが、原作はそれ以上にエロティックでまさにカオス。
時点:

デッド・ゾーン〈上〉 (新潮文庫)

 

▼3月

あるいは修羅の十億年

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一般受けしにくいと好事家に評判な古川さんですが、今回も古川節炸裂。序文がめっちゃくちゃカッコ良よくて膨大なイメージが脳味噌に注ぎ込まれる感覚が癖になる。
時点:

クロニスタ 戦争人類学者 (ハヤカワ文庫JA)

 

▼4月

マルドゥック・アノニマス 1 (ハヤカワ文庫JA)

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久しぶりのマルドゥックシリーズはエンハンサー同士の戦争。一言で言うなら「アヴェンジャーVSスーサイド・スクワッド

悪のカリスマ揃ってます!
時点:

ディスコ探偵水曜日〈上〉 (新潮文庫)

 

▼5月

アックスマンのジャズ (ハヤカワ・ミステリ)

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時点:

20億の針【新訳版】 (創元SF文庫)

 

▼6月

カメリ (河出文庫)

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時点:

パルプ (ちくま文庫)

パンドラの少女

 

特におすすめしたいのは『アックスマンのジャズ』です。続編も出るそうなので今から楽しみ

 

▼これから読む本

宇宙ヴァンパイアー (新潮文庫)

ビビビ・ビ・バップ

 

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控えめに言ってカバーデザインがかなりキてる!